作曲ができないくせに、作詞なんて大それたことを。
朝までと夜までの 疲れることなく朝はやってきて 霜や氷を溶かしていく 見違えるほどの 春はすぐそこ 桜が咲いたら 迎えに行くよ その先を思う その意思が 僕をちょっと強くさせた また深い眠りに耐えながら もう一度 言葉を噛み締めた 「無駄なことばかり …
おはよう 霞始める鈴の音色 まだ遠くにあった 遠くの方に 手探りながら 夜の群れを 掴み損なって 途端に消える つま先に当たる空き缶の音が この静寂に水を差すけど さよならを置いて 深く夢を見てる 目覚めないように 名前を そっと隠した 朝の日差しと夕日…
また明日 価値観を擦り合わせ 共に生きよう これからも 醜い哀情を抱えながら 勝手口の側で タバコを吹かす 淀んでいく 積み木のように 堆(うずたか)く また熱を持つ 雨を受けて ネオン街で黄昏る まるで世界で一人 不幸であるかのように 口に出すことさえ怯…
Rain bird なんだか また俯いている いつものことか…… 慣れてしまった僕に君は呟くA 「楽しんでばかりいたら、不安になるの。夕立が降るみたいに、暗くなるから」A そんな君に対して 何が出来るだろう 君を傷つけずに 何が言えるだろうB ずっと側にいてあげ…
ウエディングソング ひときわ大きなベットに身体を預ける 衣服に染みたプライドを 脱ぎ捨てることもしないで A だらしない暮らしには甲高い声が降る 支えているんだと 勘違いしたまま 終わりまで引きずって A 明くる日 ドレスを身につけて 幸せのありかへと…
UFO 期待している今夜 床に散らばった コンビニの雑誌 布団じゃ夢は見れない だから飛び出した あの丘の上まで A しっかり地に足をつけた 兵隊のような僕を見ていて せっかちな王様さえ 天の川に吸い込まれた B 思いっきり叫んだら UFO来ないかな しゃがんだ…
かくれんぼ 驚いたのも つかのま 開けっ放しのドアが軋む 悲しむ素振りを見せない 君がここまでしたこと 理解とは 程遠くて わからないことにしていた 時計の針が止まった 時計の針が動いた 悲しむ間も 与えては くれないんだね 「カレーにはソースが大事よ…